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常識とビジネスチャンス [マーケティング]

もうしばらくすると,日本では梅雨の季節に入ります。雨が降れば傘を差す。日本では常識ですが,お国が違えばその常識も変わってきます。

ここデンマークでは,雨が降っても傘を差さない人が大半です。日本に比べて大粒の雨が少ないことや,気候が乾燥しているということが理由かもしれませんが,本当に傘を差す人がまれです。結構びしゃびしゃになるような雨でもへっちゃらなのです。

昨日,足を伸ばしてスウェーデンのマルメという町に行きました。とはいっても,電車で30分足らず。大阪から京都へ出かけるような感覚です。こちらでも雨に降られました(決して雨男ではありません)。同じ北欧ですが,こちらは傘を差す人がデンマークよりも多いです。ただそれはデンマークと比べてというだけで,やはり傘を差さない人が大半です。雨が降ったとき,日本は99%が傘を差すとすれば,スウェーデンは10%,デンマークは1%といった感じです。

この光景を見ていて,2つの話を思い出しました。1つは,「アフリカで靴を売るための市場調査結果分析」の話。マーケティングの授業でよく使われる,非常に有名なエピソードです。

アフリカで靴を販売しようと考えたあるメーカーが,2人の市場調査員をアフリカに送ります。その結果が好対照でした。

調査員A「アフリカではほとんどの人が靴を履いていません。だから市場性はないです」
調査員B「アフリカではほとんどの人が靴を履いていません。だから大きな潜在市場があります」

もう1つは話というより,一冊の本のタイトルです。「エスキモーに氷を売る」


エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか

エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか

  • 作者: ジョン スポールストラ
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本



魅力のない商品をいかにして売り込むか,というお話です。

デンマークやスウェーデンで傘を売る。皆さんならどういう方法を考えますか?
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