大阪の新商業施設が絶好調 [ビジネス一般]
久々の更新です。
ほぼ同じ時期に開業した2つの商業施設。そのうち大阪駅ビルの来館者数が1ヶ月で1,000万人を突破。絶好調です。
さらに凄いのは,同期間の大阪駅の近距離券利用者が,前年比で11%アップ。つまりこの商業施設を目的に電車にのってやってくる人が増えているということ。ここまでは教科書通りのシナジー効果。まさに「小林一三モデル」の再現です。
もう一つの商業施設,阿倍野キューズモールも好調なスタートです。
来店客数は430万人と,年間計画の四半期にあたる数字を1ヶ月間でたたき出しています。とくに関西初出店であるSHIBUYA109 ABENO(通称:阿倍野109)が100万人と牽引役。関西経済のみならず,先行き不透明感が広がる日本経済の起爆剤となりそうな勢いです。
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110605174800462382.shtml#ooid=treGJpMjrgehN3QwppTNWocLdC1OZ4u7
ただ阿倍野についてはターゲットが若年層ということもあり,客単価はそれほど大きくないだけに,この「数」を「利益」につなげることができるかが今後の課題かもしれません。
とくに高い頻度で若年層が集まる場ができたわけですから,単に物販だけでなく情報や場としての価値をお金に変えていく工夫が必要なように思います。
それにしても久しぶりに関西にとって景気のよいニュース。この調子を維持していくことを期待したいのですが,一方で関西人は熱しやすく冷めやすいところもあるのでそこが心配。
コメント 0