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農業ビジネス 一杯のちゃんぽん [ビジネスモデル]

外食チェーンのリンガーハットが,10月1日よりグループ全店で用いる野菜をすべて国産野菜に切り替えることを宣言したそうです。

【nikkei TRENDYnet:一杯のちゃんぽんに野菜480g、外食チェーン初の野菜国産化計画とは?】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091006-00000003-trendy-ind

記者はステレオタイプ的に,消費者の安全・安心志向の高まりと書いていますが,記事を読めばわかるとおり,別に経営者は安全・安心という視点ではなく,単純に鮮度がよくておいしいから国産を選んだようです。

確かに輸入野菜=危険,国産=安全というのは明らかに間違いで,海外の野菜の方が安全性が高い場合も少なくないと思います。デンマークの野菜は,本当においしいですからね。「余計な」ことをしていないので,形は悪いですし,店頭に並ぶときも泥まみれ。自宅で調理する前には,日本の野菜よりも相当な「仕事」が必要になりますが,とにかく味が濃い。これは肉類にも言えるのですが,変な臭みとかがなく味がしっかりしています。そして身も固いので,煮込んでも崩れるようなことがほとんどありません。

ただ鮮度という面では,国産が勝つのは当然のこと。農業ビジネスでは安全・安心ばかりがクローズアップされますが,今一度鮮度へのこだわりも考えるべきかもしれません。今は食品スーパーを中心とした小売業者がその鮮度管理を担っていますが,外食などへ販路を拡大する場合,農業事業者もしくは中間流通がこの鮮度を担保するという事業の仕組みも考えなくてはなりません。


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