ローソンとマツキヨが提携 [ビジネスモデル]
コンビニ業界が大きく動いています。
業界第2位のローソンと,ドラッグストア最大手のマツモトキヨシが業務提携で合意です。
【産経新聞:ローソン、マツモトキヨシが共同出資会社 来年3月にも店舗展開】
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090824/biz0908241122010-n1.htm
コンビニエンスストア2位のローソンとドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスは24日、業務提携することで基本合意したと発表した。年内に共同出資会社を設立し、食品や医薬品を取り扱う新業態の融合店舗を早ければ平成22年3月にも共同展開していく。 今年6月に薬剤師がいなくても新資格の「登録販売者」を配置すれば、大半の一般医薬品(大衆薬)を販売できる改正薬事法が施行された。こうした医薬品販売の規制緩和をうけて、薬品を新たな収益源としたいローソンと、異業種との提携を通じて業務を拡大したいマツモトキヨシの思惑が一致した。(以上引用)
先日ローソンは,ampmの買収が頓挫してしまっていましたが,早速次の一手を売ってきました。ローソンは従来のコンビニのビジネスモデルから脱却し,いろいろな店舗フォーマットの開発に取り組んでいますが,これもその一環でしょう。記事にあるようなPB開発や物流網の共同運用だけでなく,規制緩和によってコンビニの重要な商材になりつつある医薬品販売にとってみても,大きなメリットとなるかもしれません。
さてローソンとのお見合いが破談になったampmですが,今度は大手商社との縁談が。
【読売新聞:商社主導のコンビニ再編 伊藤忠、am/pm買収交渉】
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20090821-OYT8T00304.htm
伊藤忠はファミリーマートやサークルKサンクスとも深い関係にあり,もしampmを買収することになると,巨大コンビニグループが誕生するかもしれません。
王者セブンイレブンが見切り販売を巡って加盟店や公取委とごたごたする中,競合企業は着々と包囲網を固めつつあります。
コンビニ業界を取り巻く経営環境は,大変厳しいものがあります。
【フジサンケイビジネスアイ:天候不順 凍えるコンビニ 7月売上高、過去最大7・5%減】
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200908210012a.nwc
安易に値引き競争に走ったツケが,来店客数が伸びずに売り上げだけを減らすという最悪の形で既存店を直撃しています。
世界屈指のエリート養成機関であるハーバード・ビジネススクールでも取り上げられた日本のコンビニ(セブンイレブン)。そのビジネス・モデルが大きく変わる時期にきているのかもしれません。
業界第2位のローソンと,ドラッグストア最大手のマツモトキヨシが業務提携で合意です。
【産経新聞:ローソン、マツモトキヨシが共同出資会社 来年3月にも店舗展開】
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090824/biz0908241122010-n1.htm
コンビニエンスストア2位のローソンとドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスは24日、業務提携することで基本合意したと発表した。年内に共同出資会社を設立し、食品や医薬品を取り扱う新業態の融合店舗を早ければ平成22年3月にも共同展開していく。 今年6月に薬剤師がいなくても新資格の「登録販売者」を配置すれば、大半の一般医薬品(大衆薬)を販売できる改正薬事法が施行された。こうした医薬品販売の規制緩和をうけて、薬品を新たな収益源としたいローソンと、異業種との提携を通じて業務を拡大したいマツモトキヨシの思惑が一致した。(以上引用)
先日ローソンは,ampmの買収が頓挫してしまっていましたが,早速次の一手を売ってきました。ローソンは従来のコンビニのビジネスモデルから脱却し,いろいろな店舗フォーマットの開発に取り組んでいますが,これもその一環でしょう。記事にあるようなPB開発や物流網の共同運用だけでなく,規制緩和によってコンビニの重要な商材になりつつある医薬品販売にとってみても,大きなメリットとなるかもしれません。
さてローソンとのお見合いが破談になったampmですが,今度は大手商社との縁談が。
【読売新聞:商社主導のコンビニ再編 伊藤忠、am/pm買収交渉】
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20090821-OYT8T00304.htm
伊藤忠はファミリーマートやサークルKサンクスとも深い関係にあり,もしampmを買収することになると,巨大コンビニグループが誕生するかもしれません。
王者セブンイレブンが見切り販売を巡って加盟店や公取委とごたごたする中,競合企業は着々と包囲網を固めつつあります。
コンビニ業界を取り巻く経営環境は,大変厳しいものがあります。
【フジサンケイビジネスアイ:天候不順 凍えるコンビニ 7月売上高、過去最大7・5%減】
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200908210012a.nwc
安易に値引き競争に走ったツケが,来店客数が伸びずに売り上げだけを減らすという最悪の形で既存店を直撃しています。
世界屈指のエリート養成機関であるハーバード・ビジネススクールでも取り上げられた日本のコンビニ(セブンイレブン)。そのビジネス・モデルが大きく変わる時期にきているのかもしれません。
図解入門業界研究 最新コンビニ業界の動向とカラクリがよーくわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book)
- 作者: 根城 泰
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
登録販売者の試験問題について受験者が訴訟を
起こしているようです。
http://www.drugmagazine.co.jp/cgi-bin/news/usrNewsView.cgi?10723
by 中尾 (2009-08-24 21:15)
中尾さん
コメント&情報提供ありがとうございます。
おそらくこのような問題は続々出てくるでしょう。それだけに魅力的な商材である医薬品の販売にとって、ドラッグストアの持つ経営資源(ヒト・モノ・カネ)は大きな魅力になるように思います。
by ドクター (2009-08-25 16:40)