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子供参観日 [ビジネス一般]

昨日の記事ですが,なんとなくよい話なのでご紹介します。

【ZAKZAK: お札の数え方に歓声…みずほFGが子供参観日を実施】
http://www.zakzak.co.jp/top/200908/t2009082017_all.html

みずほフィナンシャルグループは19日、同社社員の子供たちにお父さんの銀行での仕事を知ってもらおうと「子ども参観日」を実施した。親が子供の授業を見学する授業参観の“逆”をいくもので、親の仕事を知ることによって親子のきずなを深めてもらうのが狙い。この日は、夏休み中の小中学生40人が参加。まず講師役の女性社員から銀行の4つの大きな仕事(お金を預かる、貸す、送る、外貨や日本円に替える)について説明を受けた。

中略

子供たちがもっとも盛り上がったのは、お札の数え方実習。練習用の100万円分の模造お札を使い、実際に数えてみた。講師役の男性社員の鮮やかな手付きに「すご~い」という歓声が上がり、「どうやったらそんなに上手にできるの」との質問も。社員は「君たちのお父さんたちも、みんな銀行に入ったときに練習しているんだよ」と解説していた。(以上引用)

このあと,各家庭では「お父さん,お札数えて」という会話があったであろうことが容易に想像できます。

この金融機関に限らず,最近はこの手のイベントが増えてきているそうですが,ぜひ自分の両親が働いている職場以外にも,このような取り組みを広げてほしいものです。

子供の頃にいろいろな職業の,それも現場をみておくことは大変よいことだと思います。例えば日本にはとんでもない凄い技術をもった中小製造業がたくさんあります。その現場では大人で,かつ研究職である私がみても大興奮するような「芸術的職人技」が展開されています。その技に影響され,職人を目指す人が1人でも2人でも増えれば,日本の製造業にとっては大きなプラスです。

携帯電話の小型化に貢献した男として知られる岡野雅行さんは,通常自分の技術を人には見せませんが,子供たちに対しては積極的に公開しているそうです。


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製造業だけでなく,いろいろな職業を子供の頃から「体で」知っておく。下手に多様性だの,個性だのとお題目を唱えるよりよほど日本の未来にとって効果的ではないかと思います。
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