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ドイツ・ハンブルグ [ビジネス一般]

ドイツ第2の規模を誇る都市,ハンブルグ。そこでの学会(ワークショップ)が先ほど終了しました。

この会に参加するのは3年目なのですが,今年はデンマークに来る準備が忙しく,発表することができませんでした。非常に良い刺激は受けるのですが,やはり自分自身も発表しないと駄目です。気合いの入り方や,周りの方の反応がまるで違います。

とくにコーヒーブレイクのときに,「一昨年発表していたあの研究は,どうなったんだ?」「今年は何を発表するんだ」なとど声をかけられると,なんだか凄い後ろめたさを感じてしまいます。

まあそれはさておきハンブルグですが,なんとなく風景はコペンハーゲンに似ています。やはり港町だからでしょうか。あちこちで車がクラクションを鳴らしあったり,比較的粗い運転をするところも似ています。ただ古い建物が多いコペンハーゲンに比べて,ハンブルグは比較的近代的な建築物が多数あります。町全体のスケールもハンブルグの方が大きいです。

あとは電車。コペンハーゲンではいわゆるラッシュアワーはありません。通勤時間帯でも,座席がきっちり埋まっていて,その上でデッキで数人が立っているという状況が「ピーク」です(地下鉄はそれより若干混みますが)。それに対して,ハンブルグではそれなりに「ラッシュ」です。もちろん,外国人が観光コースに入れるほど世界で有名な,日本の異常なほどの「ラッシュ」とは比べものにはなりませんが,そこそこの「ギュウギュウ」感はありました(1駅程度ですが)。

鉄道会社のビジネスについて研究をされている神戸大学の水谷先生が,私鉄がちゃんと経営として成り立っているのは事実上日本ぐらいだというお話をされていたのを聞いたことがあります。理由としては,世界でも有名になっている「小林一三モデル」がよく挙げられます。

これは鉄道単体で事業を考えるのではなく,沿線の住宅開発や,百貨店や劇場といった主要ターミナルの吸引力を高める活動もセットで行うことで,両者の相乗効果を期待する経営手法なのですが,それ以前に,日本はこれだけギュウギュウ詰めの運行を容認していることが大きいのかもしれないなあと,ヨーロッパの鉄道に乗っているといつも感じます。

さて,ようやく明日は本拠地,コペンハーゲンに戻ります。もっと研究しないと。
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