薬の通信販売：水野学　研究室通信：SSブログ

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薬の通信販売　[ビジネス一般] [編集]

薬の通信販売が大幅に規制されることが，ほぼ確実になってきました。猶予期間や，一部は例外となるなどの救済策はあるようですが，ビタミン剤や整腸薬などを除いて多くの薬が通販では購入できなくなります。
【朝日新聞　薬７００種以上ネット販売禁止へ　省令改正】
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200902060056.html

【朝日新聞　薬の通販規制、離島や継続使用者は２年間猶予　厚労省案】
http://www.asahi.com/national/update/0511/TKY200905110265.html

パブロンやプレコール，ガスター１０といったテレビコマーシャルがなされ，ドラッグストアで売られているような風邪薬や胃薬などもすべて，この規制の対象に入ります。

厚労省は，副作用のリスクが高いこれらの商品は，薬剤師のいる薬局やドラッグストアのような対面販売による説明がという主張で，薬害被害者団体や消費者団体がこれを支持しています。

これに対して，楽天やヤフーなど通信販売事業者は消費者の利便性が失われるとして，強く反発してきました。離島や山間部に住む人たちや，ドラッグストアの開いている時間に買い物に行けない人たちなどがこれを支持しています。

確かに忘れられがちですが，市販の風邪薬といえども処方薬と同じく副作用の危険性はあるわけで，専門家の管理が必要ということは一理あります。これまであまりに安易に販売されてきた薬を，もう一度きちんと取り扱うべきかもしれません。

では私たちがドラッグストアで風邪薬を買うとき，店員（薬剤師）の人がどれだけ問診なり，副作用リスクの説明なりをしてくれているのかというと，これまた疑問です。買い物かごに入れた商品を，そのままレジに通すことが大半です（ただそれが，通販を認める理由にはならないと思いますが）。

非常に難しい問題なのですが，皆さんはどのようにお考えでしょうか。久々にアンケートです。あなたは薬の通販規制についてどのように考えますか。