今年最後の更新

まもなく2008年が終わろうとしています。

今年は前半と後半で劇的な変化があった年でした。

前半はとにかく物価の高騰。原油高に端を発し，食料や原材料など次々と高騰して軽いインフレ状態でした。

ところが後半はそれと打って変わって，金融危機の影響から再びデフレ基調に逆戻りです。大手企業は次々に業績不振となり，雇用調整を矢継ぎ早に打ち出しました。非正規雇用という禁断の手法の味を知ってしまった企業は，このもっとも安易な経営手法でこの危機を乗り切ろうとしています。

この方法が正しいのかどうか。その結果があと１時間弱で始まる2009年が証明してくれることになるでしょう。

2009年は大きな変化がある，今以上に大変な年になる，と早速新聞やテレビは国民を脅かしています。確かに大変な年になるでしょうが，その一方で激動の時期はチャンスでもあることは，すでに歴史の多くの事実が示してくれています。大変だ，大変だということは簡単です。しかしそんな時期こそ，攻めの姿勢を忘れないようにしたいと思います。