世界フィギュア

まずはアンケートから。

世界フィギュアは非常に劇的な場面があったようですが，ここでは安藤選手の決断について皆さんのご意見を聞いてみたいと思います。



私は，やはり自己分析ができていなかったという点で支持できません。

経営でもそうですが，自己分析（自社分析）は非常に大切なことです。練習を通じて，４分間滑りきることができるかどうか判断できなかったことは、やはり自己分析が甘かった言えるでしょう。自己分析の甘さは，時に重大な結果を引き起こすことがあります。安藤選手の場合は，選手生命を絶つ可能性があるわけです。それは企業として倒産と同じです。

またそれが自分自身だけのことなら，その決断も肯定されるかもしれません。しかし彼女の決断は，おそらく多くの人に迷惑をかける（かける可能性があった）のです。

たとえばスポンサー。すでに彼女はアマチュアであってアマチュアでないわけですから，サポートしてくれる企業や大学のことを考えずに行動できない立場にあります。今やスポーツはビジネスです。そのビジネスの枠組みの中で，好きなことをしているのですから，その制約条件を無視することは許されないのです。

また他の選手にも迷惑をかけたのではないでしょうか。彼女の直後に滑走する選手は，明らかにリズムを崩したでしょうし，周りのスタッフも混乱したことでしょう。

ケガを押して出場することを日本では美徳とする風潮もあります。もちろん気合いも大切でしょうが，科学的なアプローチをしっかりしないと，何事もうまくはいきません。それは経営も同じです。

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