食の安全で統一ブランド [マーケティング]
複数の企業が共同でブランドを管理する。かつて「Will」というブランドがそれにチャレンジしましたが,あえなく失敗に終わっています。今度は,信頼が揺らぐ食の安全をテーマに食品関連企業が統一ブランドを立ち上げます。
詳しくはここ; http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2f1005711&date=20070811
有機食品の販売・管理をテーマとした統一ブランドのようですが,やはり企業間調整がうまくいくかがポイントとなります。どのようなネットワークもそうですが,誰かが強力なリーダーシップを発揮しなければ,共同ブランドはうまく行きません。
企業提携は,対等・平等を望む傾向がありますし,よくケースとして取り上げられるネットワークの成功物語もメンバーの自主性や対等の関係をキーポイントとされることが少なくありません。
しかしそのケースをよく調べてみると,結局のところ誰かが損得を抜きに汗をかいていたり,中核となる企業が実際は強力にプロジェクトを推進し,他社は不平を持ちながらもそれについていくという構図が多いわけです。
その視点から見ると,イトーヨーカ堂が音頭取りになれる可能性がありますが,もし彼らが主導権を発揮しない場合,また瓦解する可能性は十分あります。
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