入試シーズン開幕 [大学マーケティング・シリーズ]
こう書くと,多くの人は驚くかもしれませんが,学生確保をめぐる大学間競争は,そろそろ本気モードに突入なのです。
夏休みに入る直前あたりから,各大学はオープンキャンパスを開催します。昔で言う大学見学なのですが,今はあの手この手で高校生をひきつけようと必死です。というのも,高校生が大学を選ぶ際に,このオープンキャンパスを非常に重視しているということが各種アンケートから明らかになっているからなのです。
さらに色々なイベントを通じて,各大学は教員による模擬授業や大学説明など,PR活動に一生懸命取り組みます。かくいう私も,昨日は2度の模擬授業をこなしてきました。250人を超える高校生が集まってくれ,営業的には大成功なのですが,やはり高校生を相手にする授業は難しいものがあります。
私の専門は経営学やマーケティング。高校生からは少し距離のある世界のお話です。ですからできるだけ身近な題材を選び,少しでも興味を持ってもらえるよう,噛み砕いてお話する必要があります。
よく言われていることですが,難しいことを簡単に伝えるということが一番難しい。極力専門用語を使わず,一般的な言葉で丁寧に説明していかなくてはなりません。自分自身にとってもよい勉強になります。
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