過去問までリユース [大学マーケティング・シリーズ]
世の中はエコブーム。なんでもかんでも分別して,リサイクルやリユースしようとうする風潮です。その流れにのったわけではないでしょうが,大学入試問題の「リユース」が本格化するようです。
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/kyouiku/070518/kik070518000.htm
確かに大学にとって入試問題を作成することは,非常に大変な作業です。ありがたいことに最近は,予備校をはじめとする受験産業やマスコミの皆さんが,入試問題を「格付け」していただくので,少しでもよい評価を得ようと必死です(昨日の話ではないですが,彼らは私たちのお客様ではないのですが)。
それを大学間の連携を強めることで,過去にいわゆる「良問」として格付けされた問題を,他の大学でも再使用することを認めましょうということになってきました。確かに全入時代を迎え,高校生の青田買いが進行するなか,国立大学であっても一般入試での入学者数は減少しています。そのような状況下では,無理に独自性にこだわるのも非効率なお話です。
すでに一部の大学は,入試問題を外注化していますし,いよいよ大学経営でもアウトソーシングや企業間(大学間)連携が本格化していきそうです。
※リユースの話をしたので,大学マーケティングとは関係ないですが,今爆発的に売れている本を改めてご紹介。
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