シリーズ 大学マーケティング① [大学マーケティング・シリーズ]
大学全入時代がやってきます。数字上は本年度より,入学定員>志願者となります。私が所属する私立大学はすでに競争モードに突入していますが,国公立も参戦の構え。今日の読売新聞には次のような記事が載っていました。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070414i101.htm もともとコスト構造に差がある文理間はもちろんのこと,大学間でも授業料に差がついてくるようです。
さらには広告代理店や私立大学から人を引き抜き,広報活動を強化しようとする国公立大学も出てきています。大学も本格的マーケティング活動に取り組むようになってきたのです。
しかし,大学は民間企業と違い,まだまだマーケティング活動についての認識が低いと言わざるを得ません。ただ広告を増やす,パンフレットを充実させる,タレントをイベントに呼ぶ。こんな場当たり的で,辛辣な言い方をすれば広告代理店にいいようにカモにされているのが実際です。マーケティングに不可欠な,基本戦略や総合的なマーケティング計画への意識が低いわけです。
私はもともとマーケティング・コンサルティング会社に勤務していた経験があったこともあり,所属する学部のマーケティング活動をやらされて(いやいややらせていいただいて)います。人なし,金なし,権限なしの3重苦の中,とりあえずホームページやプロモーション活動が中心に1年間取り組みましたが,それなりの成果が出てきています。
そこで経験したことがらを,可能な範囲でお話していこうと思います。予定では週1回,週末あたりになると思います。興味がある人は是非ご覧下さい。同業者の方,大歓迎です。いろいろご意見も下さい。
※大学マーケティングを語るには,まずはマーケティングの基礎知識が必要です。
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