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自粛ムードにアメリカメディアも [ビジネス一般]



徹夜明け。この歳になるとつらい…。

それはさておき,日本全体を覆いつつある自粛ムードについてニューヨークタイムズが取り上げたという記事です。

元記事はこちら
【The New York Times: In Deference to Crisis, a New Obsession Sweeps Japan: Self-Restraint】 http://www.nytimes.com/2011/03/28/world/asia/28tokyo.html?scp=1&sq=japan%20karaoke&st=cse

この記事では,この自粛ムードによって経済全体の60%を占める消費支出が大幅に減少し,ただでさえ弱っていた日本経済に深刻な影響を及ぼすとしています。

このブログやツイッターでも何回か指摘してきましたが,これから日本が回復していくためには,強い経済活動が不可欠となります。何をやるにしても先立つものがないとダメですし,雇用の受け皿も必要です。そのためには,西日本を中心とした災害を逃れた地域が「日常」を捨てないことが大切です。

ニューヨークタイムズは,日本の研究者のコメントをひきながらこのようなことを書いています(産経新聞さん,ニューヨークタイムズの論評ではないですよ)。

“With the extensive coverage of the disaster zone, jishuku has become a way for people in Tokyo to express solidarity at a time of crisis,” Professor Suzuki said in an e-mail. “Jishuku is the easiest way to feel like you’re doing something, though perhaps there isn’t much thought put into how much these actions make a difference over all.”

要するに,自粛は被災地との連帯を示す安易な方法で,自粛する方も何かよいことをしているという気持ちにさせる。ただそれがどのような効果をもたらすかまでは思いが至っていないという指摘です。

厳しい言い方ですが,確かにその通り。

朝日新聞は数日前天声人語の中で,こんなことを書いていました。

日本全土が現場、全国民が当事者であろう。だが、皆が沈み込んではお金が回らず、再生はおぼつかない。国費を被災地に集め、懐に余裕のある向きは「救国の散財」をしてほしい。義援金、外食、買いだめ以外の衝動買い、何でもいい。

ムードではなく,私たち自身が頭を使って行動する時です。
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