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日本の縮図プロ野球 [ビジネス一般]



セ・リーグ球団のフロントは、どこまでリアリティを持って議論したのでしょう? 東京ドーム、神宮、そして横浜スタジアムという東京電力管内6球団のうち3球団を抱えているのに、本気でナイトゲームが可能だと思っていたのでしょうか。もし可能だと思っていたら、経営能力ゼロと言わざるを得ません。

それはさておき、昔からプロ野球は日本経済を反映させる鏡であると言われています。その時代,時代で勢いのある産業や企業が球団経営に乗り出し,そして衰退とともに売却していくからです。鉄道、新聞社、テレビ局、食品、流通、金融、そして近年はインターネット関連と,時代を代表する産業のリーダー企業が球団経営を行ってきました。

ところが最近は、球団を売りたくてもなかなか買い取り手が現れない。これも先頭を切って牽引する産業や企業が少なくなってきた今の日本社会を象徴しています。

そして今回の震災で浮き彫りになったのは…。首都圏への一極集中問題のように思います。現在日本には12の球団がありますが,そのうち関東圏には巨人,東京ヤクルト,横浜,千葉ロッテ,埼玉西武と5球団が集中しています。とくにセ・リーグは6チーム中半分が関東圏です。

集客力の問題が大きいのでしょうが,市場を求めて首都圏にヒト・モノ・カネが集中しているのは現実社会も同じです。うまく行っているときにはそれでよいのですが,今回のような一度災害が発生すると業界全体(社会全体)が駄目になってしまいます。

今回の災害を契機として,日本全体のバランスをもう一度見直す必要があるように思います。

まずはプロ野球も,巨人が宮崎,ヤクルトが四国,横浜が沖縄といった感じで1年間別のところを暫定ホームというのもありかも(場所は適当です)。


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