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恵方巻が豆まきを抜く [ビジネス一般]



私が関西にやってきた20数年前,恵方巻はまだまだ関西ローカルのイベントでした。はじめて聞いたとき,正直からかわれているのかと思いました。ある方角を向いて,巻き寿司を丸のまま,それも無言で食べるなど,普通に考えれば冗談としか思えませんでした。

それがいつの間にか全国区。販売不振にあえぐスーパーマーケットにとっては,バレンタインのチョコレート級の「ありがたい」イベントだったのでしょう。各社が競って販売するうちに,日本の定番になってしまいました。

このニュースを読んで,社会人大学院時代に読んだ「作られた伝統」という本を思い出しました。皆が
「遠い昔」からあると思っていた伝統の多くは,じつは「ごく最近」それも「人工的に」作られているというものです。MBAの授業でもっとも印象に残っている講義の1つでした。

よい悪いは別にして,モノが売れない今の時代も知恵を使えばなんとかなるものですね。


創られた伝統 (文化人類学叢書)

創られた伝統 (文化人類学叢書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 1992/06
  • メディア: 単行本



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