日本企業VS韓国企業 [ビジネスモデル]
「品質」「センス」で優位に立ちながらも,実際には多くの産業で韓国企業の後塵を拝しています。
調査を行った博報堂は「国際競争力で韓国に負けているとのイメージが強いが、まだ日本製品の評価は高い。自信を持って戦うべきだ」というコメントをしていますが,それは大きな間違いだと思います。
神戸大学の加護野教授が10年以上前から指摘しているように,競争の軸は「商品・サービス」から「事業の仕組み」に移ってきているのです。よい製品だから勝てる。そんな時代は終わりを告げつつあるのです。
それだけに「品質」や「センス」で勝っているからまだまだいける,という過信は日本企業の競争力をさらに失わせる結果になりかねません。
以前も書きましたが(「一番じゃなきゃだめなんですか」),製品や技術が1番でもダメなのです。それをお客様に届ける仕組みまで含めて考えないと。
「競争優位」のシステム―事業戦略の静かな革命 (PHP新書)
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ビジネスモデル戦略論 (Harvard Business Review Anthology)
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2011-02-03 19:06
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