大学入試センター試験終了 [ビジネス一般]
この土日はセンター試験がありましたが,今年もいくつかトラブルがあったようで,テレビや新聞でも大きく取り上げられていました。ただマスコミには正しい報道というか,誤解を生まないような配慮をして欲しいものです。
別に大学入試センターの肩を持つつもりはありませんが,「聞き取りにくい」というのは必ずしも機器に問題があったものばかりではありません。主観の部分が大きく,大多数が問題ないとしている音も,人によっては「聞き取りにくい」と判断しているものもあるからです。実際に昨年の再開テストでは,機器そのものには問題がなかったものが大半だったそうです。
ただ試験の現場ではそれがどちらか判断できないため,一律にトラブル処理しているわけです。受験生にとっては一生の問題ですし,制度上認められているのですから納得するまで主張すればよいのですが,それを報道する方はこのあたりをきちんとしていただきたい思います。
またあるテレビニュースでは,ある関西の私立大学の映像をバックに,全国で起きたリスニングトラブル数を表示していました。一見すると,その大学で150件以上もトラブルが発生したかのような印象を持ってしまうニュースでした。これはあまりにかわいそうです。
大学も生き残り戦略で必死です。このような“報道被害”は避けていただきたいなと思います。実際にこの機器を使ってもらえばわかると思うのですが,スピーカーで一斉に流す方法よりは,受験生にとっても不公平がなくリスクも小さい方法であると思います(スピーカー型だと,座る位置によって聞こえ方が違ったり,一旦外で大きな音が発生した場合,被害をうける人の数が多くなります)。
それだけに,受験生も監督者も過度な緊張感を持つことなく,冷静にこの試験を受けられるようになって欲しいと思います。
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