落合監督の采配 [マーケティング]
なかなか皆さん,アンケートのボタンをクリックされないようですね。回答率はほぼ5%ぐらいです。少なくとも私のブログでは,怪しげなトラップはしかけていませんので,是非ご協力を。
さてこのアンケートですが,全面的に落合監督の采配を否定された方は2割程度。あとは程度の差はあれど,一応の理解を示していらっしゃいます。
確かに勝負にこだわれば,あの采配だったのでしょう。
その一方で,これはプロ野球。お客が入ってナンボの世界です。勝負にこだわるだけではいけません。数年前に問題となりましたが,収支バランスが保たれない状態では,いつプロ野球というサービス産業がなくなってもおかしくないわけです。監督だからといって,経営問題に無関心ではいけません。民間企業の研究所の研究員が,自分のやりたい研究をしていていてもいいのかという問題と同じです。
このように経営的,マーケティング的に考えれば,非情な采配によって勝ちを積み重ねることで観客動員数が増えない場合,落合監督の采配は失敗ということかもしれません。
同じように,完全試合はめったにあることではなく,ファンに夢を与えるチャンスをフイにした落合監督は許せん,という議論も冷静に考えなくてはいけません。そのことで本当にファンの数が増えるのでしょうか。
勝てばいい,記録を残せばいい。これはアマチュアスポーツ。プロスポーツはそれに儲けなくてはならないという条件がプラスされます。もちろんファンにとっては関係のない部分ではありますが,選手を含む当事者たちは,この意識をしっかりと持たないと。
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