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日本製宇宙食 [新商品開発]

小さな頃,宇宙食を食べてみたいと思ったことはないでしょうか。宇宙飛行士と言えば,チューブの中に入った練り物状のものを,無重力空間の中でプカプカ浮きながら食べる。 こんなイメージでした。その宇宙食も大分様変わりしてきているようです。

詳しい記事はここ; http://www.asahi.com/komimi/TKY200708060118.html

子供の頃に思い描いていた宇宙食は,現在で言うとウイダーインゼリーでした。今でもこれを食べるときは,気分は宇宙飛行士です。ところがこの記事をみると,現在の宇宙食はレトルト食品もしくは真空パック入り食品のようなものなのですね。サバの味噌煮まであります。先日見たテレビ番組では,カレーまで出来ているそうです。においの問題は大丈夫なのでしょうか。

これら宇宙食の製造には通常品の100倍のコストがかかるとのこと。まあそこまでハイスペックの商品は地上ではそもそも必要ないのですが。

ただ宇宙空間という過酷な条件で,安全かつおいしくご飯を食べたい。そのためにしっかりとしたパッケージ技術を開発して欲しい。このニーズは何も宇宙飛行士に限られたわけではありません。このパッケージニーズと技術は,今後一般市場でも大きなニーズとなるかもしれません。例えばこの技術が確立されれば,災害時の非常食に応用できます。また豊作のときに取れすぎた野菜や穀物を,凶作時にとっておくことができるかもしれません。さらに生ものまでパッケージできれば(さすがに無理だと思いますが),物流コストを大幅に低減できる可能性があります。

このように,市場の先端にあるニーズとその解決策をいち早くつかむことで,一歩先んじた製品開発を行う。これをリードユーザー法と言います。例えばスポーツ選手の用具類,医療機器などは,このリードユーザーの意見が反映された商品が多数存在しています。

また機会を見てお話しますが,一度このリードユーザーという考え方を学んでみてはどうでしょうか。

※詳しく学びたい人はこれがオススメ。

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