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なんかヘンだぞ 再チャレンジ公務員試験 [ビジネス一般]

いわゆる就職氷河期に就職できず,フリーターになった人たちへの支援策だそうで。しかしなんとなく違和感を感じます。

詳しい記事はここ: http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070721it13.htm

まず就職氷河期だったからフリーターになった。これは本当でしょうか。業績悪化で解雇された人,内定取り消しとなった人などは同情の余地ありなのですが,この世代のフリーターには企業名にだわり,花形産業にこだわり,地元にこだわりという理由で内定を取れなかった人も決して少なくないわけです。

かく言う私も,この就職氷河期(現在29歳~39歳)にあてはまる世代なのです。しかし,中小企業も含めて広く仕事を探すなら,決して就職できないわけではありませんでした。中小企業は不況期から今に至るまで,マクロ的には慢性的な人手不足です。市場環境に合わせた的確な判断をしていれば,フリーターにならなかった人は多数いるはずです。

私の友人も,就職できなかった人たちは「就社」にこだわった人が大半でした。バブル時代に生じた,異常なリクルート活動の幻想をいつまでも追い続け,世間に名の通った企業ばかりに目を向けていた人たちには,厳しい結果が待っていました。その一報で,本当に仕事にこだわった人はきちんと就職しています。

次に,なぜ再チャレンジがこの世代に限られているのでしょうか。 本当に再チャレンジを支援し,優秀な人材を公務員として採りたいのであれば,別にもっと下の世代でもよいでしょうし,もっと上の世代でもよいでしょう。

例えば50歳を過ぎた人たちの中にも,会社が倒産したり,リストラの対象となったりした人たちがたくさんいます。そのような人たちには再チャレンジの機会はないのでしょうか。とくに公務員は国民に奉仕しなくてはいけない仕事です。エリートばかりではなく,痛みを理解した人たちが一定数,外から導入することは決して悪くないはずです。

能力のある人が,きちんと評価される。これこそ再チャレンジの本当の意味だと思うのですが。


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コメント 1

masa

もっと上の世代でも受験するチャンスというのは同感ですが
もっと下の世代(若い人)は普通に公務員採用試験受ければいいと思います
by masa (2009-07-03 00:31) 

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