信長の組織掌握術 [ビジネス一般]
部下の掌握。
どの組織でも永遠の課題だと思いますが,希代の英雄織田信長の人心掌握術の一端が見つかったというニュースです。
信長といえば強権的組織管理で,恐怖をベースとした権力掌握を図っていたと思われていることが多いかもしれません。しかし秀吉の妻おねに対する優しさ溢れる手紙に代表されるように,ただそれだけではなかったこともまた知られています。
この記事によれば,いわゆる競争原理を働かせて仕事のスピードを速めさせることを行っていたのではとのこと。このやり方は,秀吉が出世の糸口をつかんだといわれる清洲城の壁補修の手法と同じです。
※清洲城の壁補修についてはこちら→http://allabout.co.jp/gm/gc/296676/
ひょっとしたらオリジナルは信長で,かしこい秀吉はそれを模倣したのかもしれません。
世の中のハウツー本では,何か1つの方法がベストのように論じるものが多いですが,複数の方法を状況に合わせて使い分ける。当たり前のことですが,それが大切なのでしょう。
複雑な人間性こそ,人の心を掴む,組織を動かす大切な要素なのかもしれません。信長が暴君一辺倒だったら誰も付いていかなかったでしょうし。なんだかS先生みたいになってきました(わかる人にはわかりますよね)。
君主論 ビジネスで役立つ人心掌握の智恵150 (East Press Business)
- 作者: ニッコロ マキアヴェッリ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2008/07/02
- メディア: 単行本
コメント 0