宝塚線脱線事故から6年 [ビジネス一般]
私が大学の教員として働き出した年に、この事故は起きました。それだけに、あの事故から何年経ったかはすぐにわかってしまいます。多くの犠牲者の中には、大学生も含まれていました。事故がなければ、今頃は社会人となって活躍していただろうと思うと、本当に切なくなります。
この6年の間、JR西日本では本当にこの悲惨な事故を深刻に受け止めているのか,と疑いを持たざるを得ないようなトラブルが何件か起きました。JRに限らず,組織の体質がそう簡単に変わらないことは多くの研究で指摘されていますが,それでも彼らにはきちんと変わって欲しいものです。
よく学者の研究は「机上の空論」といって批判されますが,企業が行う「○○委員会」「××対策会議」などの各種検討会や研究会も,最近はガス抜き,アリバイ作りのための「机上の空論」になっていることが少なくないと聞きます。実務家ならば実務家らしく,「実行可能な」計画を立てなければ。
JR脱線事故からの生還―キャリア・カウンセラーが綴った再生の記録
- 作者: 内藤 友子
- 出版社/メーカー: 本の泉社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
2011-04-25 13:15
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