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ピンチ 関西独立リーグ [ビジネス一般]

初の女子プロ野球選手の誕生で注目を集めた関西独立リーグですが,早くも空中分解の危機です。

【日刊スポーツ 関西独立L「公開げんか」の末4球団合議制】
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20090521-497080.html

記者会見についての報道を見る限り,少なくとも運営会社と各球団のコミュニケーションがうまくいっているとは思えません。何がどうなってここまでこじれたのかそれはわかりませんが,運営会社の見通しの甘さと無責任さが大きな原因であることは間違いなさそうです。

問題は今後です。現在のところ,各球団が個別にスポンサーを捜して生き残りを図る方針のようですが,おそらくそれでは厳しい結果が待っているでしょう。プロスポーツとは競争するためのリーグが存在してはじめて成立するのであり,そこに加盟する各チームは共同で事にあたらないとうまく行きません。日本のプロ野球のようなシステムは,世界のプロスポーツの中ではむしろ例外なのです。

やはりリーグの運営機構をきちんと立ち上げ,当面はそこにすべての収入や権限を集中してから各チームに再分配する仕組みを作らなければ,必ず落伍するチームが出てきます。落伍者が出てしまうと,もはやリーグ全体が終わってしまいます。

そしてこの運営機構には,是非日本のプロ野球機構(NPB)が協力すべきと考えます。社会人チームがどんどん減少する中,野球を志す人たちの貴重な受け皿となり得るのがこれら独立リーグです。底辺の野球人口が減少すればプロ野球への人材輩出も減少し,ひいては日本の野球全体が沈没します。

NPBが難しければ,選手会でも構いません。年俸の1%でも個人スポンサーとして独立リーグに提供できれば,彼らの経営は好転します。先程述べたように,プロスポーツは運命共同体です。全体最適を考えなければ,いつかその種目全体が沈没します。



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