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ローソンの稲庭うどん [ビジネス一般]

ローソンがグループの百均業態で売り出した「稲庭うどん」を巡って,ちょっとした騒動になっています。

【毎日新聞】http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080411k0000m040145000c.html


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稲庭うどんと言えば,300年の歴史を誇る高級うどんブランドです。やや細めの麺で,のどごしが非常によいうどんで,私も大好きです。ただ記事にもあるように,そのブランド力に目をつけて粗悪品が市場に氾濫。うどんそのもののブランド力低下を危惧したメーカーが立ち上がり,組合を結成していたそうです。その組合が,ローソンの稲庭うどんを本物とは認められないとしたところから騒動が勃発したわけです。

ローソンとしては味が本物より落ちることは認めつつも,商標登録されていない以上問題ないとのスタンスのようです。しかし,法的に問題がなければ何をしてもよいという時代は終わっています。少なくともこの問題については,古くから続いている伝統的な産業を守ろうとしている組合側に分があるように思います。

最近,食品分野では地域ブランドが注目を集めています。古くは松阪牛や関さば,最近は讃岐うどんや宮崎ブランドがもてはやされています。その商品に注目を集めるためのブランド戦略ですが,注目を浴びれば浴びるほど,粗悪品が出回りブランド価値が低下する。まさに痛し痒しです。

関さばのように,徹底した商品管理を行っているところもありますが,中小零細企業が多い地域ブランドでは,なかなかそのような管理も難しいものです。少なくとも大手企業は,そのような地域ブランドを貶めるような行為を行ってはならないと考えます。

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