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赤福の販売再開 [ビジネス一般]

最近の日本人はよくわかりません。

赤福の販売再開にお客が殺到しているそうです。中には「おめでとう」と声をかけている人もいるとか。
【朝日新聞】http://www.asahi.com/national/update/0206/NGY200802060004.html
【日経新聞】http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20080206AS3D0600106022008.html

このような現象は,同じく日付偽装組の「白い恋人」販売再開でも見られましたし,老舗偽装の船場吉兆でも同じでした。他ならぬ自分を欺いていた人たちの復活に対して「おめでとう」とは,非常に寛容というかおめでたいというか。 本社の間抜けぶりに多大な迷惑を被った,不二家のフランチャイズ加盟店店主さんたちにがんばってと声をかけるなら,その気持ちもわかりますが。

最近,消費者の「怒りのポイント」がよくわかりません。例えば,倖田來未叩きには参加するけれども,政治家の失言にはそれほど大きな反応を示しません。事の重大さでは,後者の方がはるかに大きかったりするのですが,どうもそちらについては鈍感です(決して倖田來未の発言が軽いモノという意味ではありません)。

また中国の毒餃子をきっかけに中国製品の買い控えをしているわりには,ミートホープのような食肉偽装に対しては,これまた鈍感です。ミートホープの偽装の内容は,よく死者が出なかったものだと思えるほど凄まじいものでした。その社長が「うちだけではない」と断言(?)しているにも関わらず,その他の製品については警戒心がないように思えます。

これらはあくまでの例えばに過ぎませんが,このように関心と無関心,怒りと許容の境界線は一体何なのでしょうか。少なくとも私は,白い恋人や赤福をしばらく買おうとは思いませんし,まして「おめでとう」などと声をかけることは永遠にないでしょう。しかしこうも殺到していく消費者を見ていると,少し考えさせられてしまいます。


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